茶道のお作法 お茶会にお呼ばれしたら

この記事は約2分で読めます。
スポンサーリンク

お茶を習っていなくても、学校の学園祭やちょっと前にご紹介した銀茶会など、手軽にお茶をいただける機会があっても、作法が難しいからと、ためらう方もいらっしゃるかもしれませんね。

そんなとき、どうするか、お茶会にもよりますが、気軽なお茶を前提に、流れとお作法を説明します。
流派によっても多少違うと思います。ご参考までに。

1.全体の流れ
(1)お茶室に入る
(2)亭主(お茶を点てる人)と半頭(亭主の補佐)が入り口で挨拶。お客様も一緒におじぎ。
(3)お点前が始まる。
(4)お菓子が配られる。
(5)席をもった人が出てきてご挨拶
(6)お菓子をどうぞ、と亭主側が言うので、お菓子を食べる。
(7)お茶がたつ。正客(一番上座のお客)に持っていく。
(8)目の前でたてたお茶をいただけるのは正客と次のお客様くらいまで、あとは裏でたてたお茶を持ってきてくれます。
(9)お茶を持ってきてくれた方がおじぎをしたらおじぎで返します。
(10)お茶を回して渡してくれますので、両手で受け取ります。
(11)お茶碗を両手で持って感謝のおじぎをする。
(12)受け取ったお茶碗を左手に受けて、右手で45度時計回りに回します。
(13)もう一回右手で45度時計回りにお茶碗を回します。
(14)お茶をいただきます。
(15)飲み終わったら懐紙で飲み口を拭きます。なければそのまま。
(16)お茶碗を右手で反時計回りに45度お茶碗を回します。もう一回同じように回します。
(17)お茶碗を下げてくれる方が目の前にきてくれたら、お茶碗を返します。おじぎします。
(18)お点前が終わったら、亭主が入り口で挨拶しますので、一緒におじぎします。

2.注意事項
(1)畳の場合は洋服でも白い靴下に履き替えるとベスト
(2)洋服の場合、スカートは膝下丈に。畳に正座すると膝が出てると気になります。
(3)正客はお茶を習っている方にお任せしましょう。色々亭主とやりとりがあります。一番前は避けて、真ん中に座ります。一番後ろもやることがありますので避けましょう。
(4) おじぎをされたらおじぎをしましょう。
(5)懐紙とお菓子を食べる楊枝を持参すると安心。
(6)お菓子はお茶を出されるまでに食べきること。
(7)お茶は3口くらいで飲みきれる量、音を出して飲んでもいいですから、最後まで飲みきりましょう。

あくまでここで書いたのは一般論です。
お誘いを受けた場合には、誘ってくださった方に服装や持ち物、畳かどうかなど聞いておくのが一番です。

茶道を習っている人がメインのお茶会は簡単といっても、もっと服装や持ち物は厳格になりますし、全体の流れもも細かい部分が変わります。

お茶会に誘われたら、気軽に参加してみてください。
きっと美味しい和菓子とお茶がいただけますよ♪


コメント

タイトルとURLをコピーしました